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りょうたの母さんが投稿された件につきまして、ご参加当時りょうたさんへつらい思いをさせてしまいましたこと、またトラブルを把握できておらず、嫌な思い出を抱えたままとなってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
りょうたの母さんより、トラブルを最小限に納めるために役立つ情報になるようにと、今回の件について着地点を投稿してほしいとのご要望を頂戴しました。それを受け、状況経過と課題及び改善策を、ここに記載いたします。
【経過】
・りょうたの母さんより本掲示板にて投稿。その後事務局宛にお電話をくださり、相手の子とリーダーのあだ名を教えていただく。
・該当リーダー及び、同じバス乗車リーダーや同じ組参加リーダーにも聞き取りを行う。該当リーダーは、りょうたさんの訴えにあったような暴力行為やトラブルは記憶しておらず、他のリーダーからも目撃証言は得られなかった。
・あだ名を元に相手の子の氏名を特定し、保護者へ連絡。事情を説明してお子さんに聞き取りをしてもらう。
・相手の子の保護者より、聞き取りを行ったが、記憶にはないとの報告をいただく。ただし、座っていた席の場所や隣の子が自分より小さい学年の子であったことなど共通点が多いことから、遊んでいた際に盛り上がって叩くような行為をしてしまった可能性はあるだろうとのことで、保護者よりりょうたの母さんへ連絡してお詫びしたい旨のお申し出をいただく。
・りょうたの母さんと相手の子の保護者双方の同意の下連絡先をお伝えし、直接お話ししていただく。
・りょうたさんへ相手の子から謝罪。
【課題と対策】
◆リーダーが暴力行為に気付けていなかった
今回の反省点として、リーダーがその場でりょうたさんの被害や思いに気付けず、何も対応できていなかった点が挙げられます。「リーダーは笑っていた」というりょうたさんの証言から、側にいたリーダーは目撃していたものの「遊んでいる」のだと誤って受け取った可能性もあります。
たとえ当人同士が良しとしている場合でも、距離が近すぎたり、身体の触れ合いが多かったりした場合は、「もう少し離れてあそぼうね」といった声をかけるよう、リーダー間で共有し実行して参ります。
◆りょうたさんの気持ちを引き出すことができなかった
これまでも、開会式や初日の班活動で「困ったことがあればいつでも言ってね」と呼びかけ、日に三回ある健康観察と合わせて聞き取りを行うようにしておりますが、往路バスであった出来事を、期間中に聞き出すことができませんでした。
そのためバス内で怖い思いや嫌な思いをしたという事態を把握できず、双方が直接問題を話す機会を作ることができませんでした。
今後は、気持ちを引き出すための呼びかけや方法についてリーダー間で話し合い、工夫を重ね、より細やかに徹底いたします。また、班員一人ひとりと話せる時間を取ることができるように、班活動の時間に余裕を持たせるなど、スケジュールを見直して参ります。
バスの座席は、窓際や後方の席などは特に死角になりやすく、リーダーが同じ列に座っていても、隣の子と話しているときは逆側の席の子には目が届きません。そういった状況で全てを把握するのは難しいため、「困ったことがあったらリーダーに言ってね」ということを往路バスから訴え、子どもたちに実行してもらうことが重要だと考えています。
困り事の具体例を出して「こういうときには教えてね」と伝えたり、リーダー自身が子どもたちに相談を持ち掛けたりと、思いを口に出しやすい環境や相談しやすい関係作りに力を注いで参ります。
りょうたさんに対し改めてお詫びしますと共に、りょうたの母さん、相手の子の親御さんのご理解とご協力に感謝申し上げます。
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